第4回シニアギターコンクール入賞者インタビュー

inギター文化館

入賞者インタビュー、ここに一挙紹介します。インタビュー by ギターの時間


——ギターを始めてどのくらいですか?
菅原:高校の頃独学で初めました。社会人になってからはずっと弾いてなくて、40歳になってからまた始めました。今56歳ですので、再チャレンジからは16年になりますね。再チャレンジのきっかけは、やはりこのままの生き方では駄目かな、と思い始めたたあたりに再び目の前に現われたのがギターでした。

——先生についていますか?
菅原:仙台でラフォーレの斎藤功一先生に15年習っています。ここ1年ほど3〜4カ月に一度藤井敬吾先生にご指導を受けています。

——今の課題はなんですか?
菅原:音楽の基礎が出来ていない気がします。ソルフェージュや楽典など勉強しなくてはと痛感しています。
 人前で弾く事は精神的に肉体的にもとても大変な事ですが、逃げないで機会があればドンドン弾こうと思っています。

——1日にギターに触れる時間はどのくらいですか?
菅原:普段は1時間半~2時間位、仕上げなくてはならない時はその時々です。お酒大好きなので晩酌の為夜は練習出来ません。朝練です。

——練習ではどんなことから始めますか?
菅原:簡単な指のストレッチをしています。

——自宅でギターを弾く場合、時間帯によっては 音量が問題だと思います。 家族との折り合い、近所付き合いはどんなぐあいですか?
菅原:商売をしていますので、早朝シャッターをしめた店の中でしています。家族からも近所からも苦情はありません。多分(笑)。

——愛用のギターについて教えてください。
菅原:ラミレス製作1981年、弦長は664。表板は杉。弦はこのところサバレスアリアンスとCORUMです。入手したのは12〜3年前中古で購入しました。
 それまで高校の頃に買った3万の楽器でした(鈴木ヴァイオリン製)。40年ほど前ですので清水の舞台から飛び降りるよう気持ちで買いました。あの時の音に勝る感動はある意味ないかもしれません・・・。
 ラミレスは先生に紹介されました。「もうすこし良い楽器使った方が良いですよ」と。その時は音も何もわからなくて…。その時ラミレスに出会った事は満足しています。でも最近目移りしてきました。

——ギターのどんなところがおもしろいですか?
菅原:前はいろんな答が思い付いた気がしますが、今は正直よくわかりません。山があるから登ると同じかも・・・。

——爪の形はいつ頃から今のかたちに落ち着いていますか?
菅原:まだ落ち着いていません。

——ふだんの仕事で指先の怪我など注意することがありますか?
菅原:この頃は無意識でも大丈夫になりました。

——お好きなギタリストは?
菅原:ブリームです。

——お好きなギター曲は?
菅原:バッハのシャコンヌに神を感じます。

——現在の活動の場はどこですか?
菅原:教室の発表会や仲間とやっているアンサンブルの定期演奏会。障害の子供がいるので関わっている施設での催しなどです。

シニアの部
第6位

菅原貞司 

宮城県遠田郡/56歳
自由曲:魔笛の主題による変奏曲(ソル)
interview
TEIJI SUGAWARA