第4回シニアギターコンクール入賞者インタビュー

inギター文化館

入賞者インタビュー、ここに一挙紹介します。インタビュー by ギターの時間


——ギターを始めてどのくらいですか?
佐々木:ギターを始めて約20年です。 再チャレンジ後約10年になります。当時アルベニスのスペイン舞曲第5番「アンダルーサ」に取り組んでいたのですが、これ以上は習わないと上達は無理、と限界を感じていたところに息子がギターに興味を持ち始めました。
 私は過去の経験から迷わずレッスンを受けることを決意し、宮下祥子ギター教室へ息子とともに通い始めました。8年7ヶ月になります。

——今の課題はなんですか?
佐々木: シャコンヌ(J.S.バッハ)を弾けるようになることです。 ステージで練習・レッスンの成果を少しでも多く出せるようになりたいです。また 息子が更に上達できる環境を整えたいと思います。

——今ギター演奏に関連する悩みはありますか?
佐々木:人前に出ると、緊張して、指が固まる、音を聞けない・味わえない、速度が速くなるなど、演奏に支障が出てしまうことです。

——1日にギターに触れる時間はどのくらいですか?
佐々木:出勤前に1時間(7:00~8:00)、 帰宅後1時間(20:00~21:00 )です。

——練習ではどんなことから始めますか?
佐々木:指馴らしはありません。 朝の練習はいきなり自由曲です。アルハンブラ宮殿の想い出から始めることが多いです。 夜は、課題曲の部分練習から始めます。 スケール練習は、取り組む曲の中で必要なものを都度訓練しています。シャコンヌ(J.S.バッハ)とセビリア(I.アルベニス)のスケール練習だけは続けていますが、数年経った今でも思うようになりません。和音も両曲から抜き出して練習しています。

——自宅でギターを弾く場合、時間帯によっては 音量が問題だと思います。 家族との折り合い、近所付き合いはどんなぐあいですか?
佐々木:現在は単身赴任中のため、実音練習は7:00~10:00と自主規制しています。この時間帯以外は、ミュートした楽器を使用しています。 自宅の場合には、ギター最優先の家庭なので時間無制限です。ただし、練習を始めたら家族は各部屋に散ります。1曲通しの練習は良いのですが、繰り返し練習が聞いていて苦痛のようです。

——愛用のギターについて教えてください。
佐々木:マルセロ・バルベロ・イーホ2003年。弦長650mm、表板は松。
 弦はプロアルテのノーマルテンションを使っています。2003年の夏に入手しました。
 自分のお小遣いに比べると金額的には極めて高い買い物でした。 しかし、間違いなく自分の技術を上げてくれているので満足しています。

——ギターのどんなところがおもしろいですか?
佐々木:いつまで経っても思うように弾けるようにならないところですね(笑)。

——爪の形はいつ頃から今のかたちに落ち着いていますか?
佐々木:2~3年前頃からようやく今の形に落ち着きました。

——ひと月あたりギター関連の出費はいくらくらいですか?
佐々木:レッスン代に20,000円くらいです。

——お好きなギタリストは?
佐々木:A.セゴビアです。

——お好きなギター曲は?
佐々木: シャコンヌ(J.S.バッハ)です。弾いていて飽きません。

——現在の活動の場はどこですか?
佐々木:発表会や練習会など宮下祥子ギター教室の関連行事が主体です。

ミドルの部
第2位

佐々木みこと

北海道札幌市/44歳 
自由曲: 魔笛の主題による変奏曲(ソル)
interview
MIKOTO SASAKI

Guitar

マルセロ・バルベロ・イーホ(2003年)
弦長650mm、表板:松
弦:プロアルテ・ノーマルテンション