第4回シニアギターコンクール入賞者インタビュー

inギター文化館

入賞者インタビュー、ここに一挙紹介します。インタビュー by ギターの時間


——ギターを始めてどのくらいですか?
古都:高校生から始めたので43年前です。再チャレンジは、6年前地域のギターアンサンブルに入ってからです。

——先生についていますか?
古都:大学生のときに京本輔矩先生に2年半くらい習いました。3年前からタンゴギターの飯泉昌宏先生に習っています。

——今の課題はなんですか?
古都:聴いてくれる人がいいなと感じることができる演奏をしたいです。頭の中の音楽のイメージが伝わる演奏をしたい。

——今ギター演奏に関連する悩みはありますか?
古都:悩みはなかなか暗譜ができないことです。

——1日にギターに触れる時間はどのくらいですか?
古都:弾くときは昼間の3~4時間くらいです。

——練習ではどんなことから始めますか?
古都:あまり、指慣らしはしませんが、たまにはセゴビアのスケールのいくつかを5分程度弾きます。 

——自宅でギターを弾く場合、時間帯によっては 音量が問題だと思います。 家族との折り合い、近所付き合いはどんなぐあいですか?
古都:我が家は理解があってほとんど問題ありません。

——愛用のギターについて教えてください。
古都:2004年ホセ・ヤコピ 製作です。 弦長は650mm 、弦は高音をオーガスチンのリーガル、低音はオーガスチン青を使用しています。入手したのは2004年で、傷ものでしたので40万でした。
 偶然に立ち寄ったギター店で何本か弾かせて貰ったのですが、その低音と色のある音にほれ込んでしまいました。そのころ、定年前に最後の1本を買おうと思っていたのですぐに買いました。買ってから5年になりますが、このギターのおかげで人前で弾けるようになったと思うので、非常に安かったと思います。

——ギターのどんなところがおもしろいですか?
古都:音色です。ギターの魅力は音です。

——爪の形はいつ頃から今のかたちに落ち着いていますか?
古都:あまり気にはしていませんが、今回は短くなりすぎて弾きにくかったです。

——ひと月あたりギター関連の出費はいくらくらいですか?
古都:レッスン、楽譜など で1万5千円くらいでしょうか。

——印象に残るコンサートは?
古都:セゴビアの東京文化会館でのコンサートで、サンブーラ・グラナディーナだったかな? 途中で止まってしまい弾きなおしたんです。神様も間違えるんだとうれしくなりました。

——お好きなギター曲は?
古都:ピアソラのタンゴ曲、特に飯泉先生の編曲したものは大好きです。 リズム、旋律、和音がかっこいいですよ!

——現在の活動の場はどこですか?
古都:2年に1回のギター合奏団(雪谷ギターアンサンブル)の定期演奏会、年3~4回の老人ホームで演奏、年2回の地域の仲間の発表会です。

シニアの部
第3位

古都 隆 

東京都大田区/58歳
澄み切った空(シネーシ)
interview
TAKASHI FURUICHI