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訃報・日比野俊道 先生

 日比野マンドリンアンサンブルを主宰しマンドリンによる音楽活動を続けてきた日比野俊道氏が昨日2013年1月21日、亡くなられた。享年88歳。

1925年、千葉県生まれで、日本マンドリン連盟常任理事を務めていた。本職は、浄土宗善勝寺住職としても知られる。前・大正大学国際文化学科教授(音楽・英語担当)。
マンドリンを比留間絹子氏に師事、テレビ・ラジオ出演、レコーディング等の活動を 行った後、1950年より日比野マンドリン研究所を主宰、1954年の試演会を皮切りに、1964年の第1回定期演奏会以来、毎年演奏会を続けてきた。
1985年、「カラーチェ・マンドリンアルバム(全9巻)」を音楽之友社より出版。 同著は、マンドリン界の偉大な制作者であり作曲家のR.カラーチェ(1863~1934)の 全作品176曲を校正・編集した世界に類を見ない貴重な作品集として、現在も版を重ねている。

 2003年11月には、氏の音楽活動50年を記念した演奏会「日比野俊道 音楽の道」が開催され、今年は60周年に当たっていた。昨年の定期演奏会直前にギターの時間は善勝寺を尋ね、取材させていただいた。このとき「演奏会が終わる前から、実はその次のプログラムを考え、編曲を始めるので忙しいのだ」と話されていた。
氏は、いつも忙しそうだった。まだまだマンドリンでやってみたい曲がたくさんあると笑って話されていた。このときのインタビューの校正はお預けしたままとなった。若いマンドリン愛好家に向けたうれしく、また重く、そして元気づけられるたくさんの言葉が並んでいる。
「マンドリンを抱えた写真を撮らせてください」とのリクエストに、照れながら、ほんとにほんとにうれしそうにしておられた。(撮影:かえるカメラ)

通夜 1月28日 善勝寺
告別式 同29日 善勝寺

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