４つの小アンサンブルによるコンサート〜マンドリンアンサンブルの集い
マンドリンの四重奏、五重奏の団体が集まりコンサートを行う。
レ・サンク（les Cinq）、3rd Music labo、ささざきゆづると奥多摩くゎるてっとドットコム、マンドリン四重奏団クアドリフォーリオの４団体。今回のコンサートは、統一テーマや目標のもとに集合した、というよりも、それぞれ異なる来歴を持つマンドリニストがそれぞれに組んだ、マンドリンを核とする特色ある小アンサンブルが、自然融合した公演だ。〈公演当日のプログラム〉記載のメッセージを紹介する。
“皆様はマンドリンという楽器で真っ先に思い出される演奏風景はどのようなものでしょうか？多くの方にとってのマンドリン体験は、弾く側にとっても聴く側にとっても、マンドリンオーケストラという大編成による形態が最も一般的なのではないでしょうか。
少しマンドリンという楽器に触れて年月の経っている方であれば、マンドリン独奏という別の形も思いつくかもしれません。しかし、４〜５人程度の編成による室内楽、こうした編成による音楽にもまた、マンドリンオーケストラや独奏とは違った独自の魅力があります。演奏する者にとっても、メンバーの家にちょっと集まって、それじゃさっそく音を出してみようか、といった感覚でできる、とても親密な距離感で音楽ができる編成です。そして今日のコンサートに出演する４団体に共通するのは、実はこうしたフォーマット（形式）だけでしかありません。この同じ土俵の上で繰り出される音楽は、それは全く異なったものになることでしょう。選曲、編曲、そして演奏方法の違いなど 、実際に演奏を聴かれましたら、その意を強くされるに違いありません。
我々は出身校も普段活動しているフィールドもバラバラです。そんなメンバーが、「小編成のマンドリンアンサンブルっていいよね。発表する場があんまりないから欲しいよね。そして、できれば自分たちの固定客じゃない方たちにも聴いてもらえたら、もっとハッピーだよね。」という発想で集まりました。”
プロモーターやホールによる主催公演ではなく、各団体による自発性の強いこのイベント、選曲は４者４様。おそらくそれ以上に編曲、演奏を通じて表現の広がりを体験させてくれそうだ。その意味で、曲名に先入観はたぶん禁物。理屈が先行しがちな“現代音楽”公演以上にショックがあるかもしれない。マンドリン音楽シーンに一石を投じる大きな意味を持つ気がする。
■4つの小アンサンブルによるコンサート
2013年 1/27（日） 開場13:00 開演13:30
仙川アヴェニューホール（東京都調布市仙川町1-25-2 仙川アヴェニュー北プラザ2F）
【プログラム】
マンドリン五重奏団レサンク
前奏曲集第1集より（ドビュッシー／佐藤洋志編）
「デルフィの舞姫たち」, 「亜麻色の髪の乙女」, 「ミンストレル」
小さな三文音楽より（ヴァイル／安藤雅人編）
「ポリーの歌」, 「タンゴ・バラード」
鉄の旅団（シェーンベルク）
マンドリン四重奏団クアドリフォーリオ
映画「Quartet カルテット」より 「Student Quartet」（久石 譲）
映画「魔女の宅急便」より 「海の見える街」（久石譲／松原幸広編）
弦楽四重奏曲第12番 『アメリカ』より（ドヴォルザーク）
ささざきゆづると奥多摩くゎるてっとドットコム
笑点のテーマ（中村八大／笹崎譲編）
ＵＦＯ（都倉俊一／笹崎譲編）
ゲゲゲの鬼太郎（いずみたく／笹崎譲編）
ピンクパンサーのテーマ（マンシーニ／笹崎譲編）
トワイライトゾーン／トワイライトトーン（ハーマン／笹崎譲編）
3rd Music Labo
小組曲「降誕祭の夜」（アマデイ）
スプレーン（同）
リュートの為の古風な舞曲とアリア第1組曲（レスピーギ／佐々木宣博編）
料金：1,000円（当日500円増）全自由席
※チケットの送料として別途80円頂いております。
予約：les Cinq tateccho@yahoo.co.jp
3rd music labo sps76ee9@vanilla.ocn.ne.jp
マンドリン四重奏団クアドリフォーリオ quadrifoglio@live.jp
（株）イケガク TEL 03-5952-1391 FAX 03-5952-1392
（有）絃楽器のイグチ TEL 03-3378-5357 FAX 03-3378-5358
