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久保田孝氏をドイツ「concertino」誌が最新号で大特集!

 ドイツのマンドリン雑誌「concertino」の最新号(2012年11月発行)で、作曲家・久保田孝さんの、特集記事が組まれている。全4ページ。氏の70歳を祝い、自身の主宰するクボタ・フィロマンドリーネン・オルケスターにも触れつつ若き日のドイツ留学時代の話題からドイツ・マンドリン音楽界との交流・貢献の歴史をなぞりながら氏の活動に触れている。

 この雑誌は年4回発行されるもので、話題はギター、マンドリン、リュート。同誌では、これまでにも久保田さんの話題がたびたび掲載されてきた。

 ドイツのマンドリン音楽は日本、イタリアに並んで盛んだ。「ツプフミュージック」と呼ばれるように、トレモロを多用しない、ハジくトーンによる古典的な奏法と、他のクラシカル楽器と調和する優美な音楽性が特徴だと個人的には思う。そのオリジナル音楽を慈しむ歴史ある世界で、久保田氏の作品は迎えられ、愛され続けている。インタビューを含み、3ページが記事、4ページ目に氏の詳細な作品リストが掲載されている。楽譜の出版元、編成まで一目で分かるリストだ。

 来年2月24日に行われるクボタ・フィロマンドリーネン・オルケスターの定期演奏会(東京・紀尾井ホール)は20回目を迎える。これを記念してプログラムも世界が認める「久保田孝作品集」。たくさんある中からファン投票で選ばれた人気作品で構成される。高校生オーケストラをはじめ様々な楽団に愛されてきている久保田作品の今回の自演公演は、リハーサルを一部見学させてもらったが、流麗とか整然という言葉も時にあてはまるが、「奔放」で「豪快」でもある、と思った。17、18、19回と聴かせてもらってきた、どのクボタフィロとも違う。もちろんCDに端正に収まったオケとも違う。これがクボタ・フィロか! と、きっとびっくりする演奏が聴けると思う。

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