四手のための春祭(ビジャーク姉妹)、すごかった!

(c)Carole Bellaiche

 3日、開幕したラ・フォル・ジュルネの様子がテレビ、新聞文化欄を賑わしている。初日の動員は7万人に届こうかという数字。場所は東京・有楽町駅前・国際フォーラムであるから関東中心の動員になると思うが、このクラシック音楽熱は、すごい。加えて、チャイコフスキー、ラフマニノフといったロシア人作曲家の人気のすごさにたまげる。ルノワール、フェルメール並み。そして仏教アート並み!
 どの公演に行くかさんざん迷い、結果、5月2日前夜祭コンサートに出かけた。毎年そうだが、これはたいへんお得なコンサートであった。個人差はあろうけど、とくに公演半ばに登場したリディヤ&サンヤ・ビジャークのピアノ姉妹によるステージは圧巻であった。短いながらプログラムはこれ。
 ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ より 第1場 謝肉祭の市場
 ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ より 第2場 ペトルーシュカの部屋
 ストラヴィンスキー:春の祭典 より 第2部 生贄の儀式(4手ピアノ版)
とくに春祭のレコード盤でいえばB面。(CDだと、このひっくり返してから始まるスリリングな後半への期待感は薄れるなあ・・・)
ピアノで四手だからといってあのオーケストレーションが再現できるのか?
 まったく余計な危惧であったどころか、すごい演奏は楽器の数でも楽器の特性でもない、というのを肝に銘じた。

 同姉妹、3日、4日にもプログラムは組まれた。それぞれ聴けばなかなかのものであっただろうことは想像にかたくない。

 ともかく四手だから同時発音数は20音を越えることは、ないはず。ところが、余韻を使いその音の残像をとらえて組み立てる高度なピアノによるオーケストレーションは、終わってふとわれに返るとそこにオケの景色はないのだが、紛れもない春の祭典の余韻があった。
 いやはや、恐れ入りました! 

 公演前、ビジャーク姉妹に関する予備知識はゼロ。しかしこのフェスティバルのオーガナイザー、ルネ・マルタンの人選/プログラミングは、やっぱすごいと思った。後2日、なにを聞こうか? 席に余裕のあるどの公演でも後悔はしないと思う。
  座席情報をマメにチェックして出かけたい。一枚でも購入チケットがあると、その半券提示で地下2階 展示ホール [ディアギレフ]で催されている各種公演を見ることができる(要半券)。

 ちなみに2日の他のメニューは以下。
◎東京都交響楽団/小泉和裕(指揮)
チャイコフスキー:
バレエ組曲「白鳥の湖」 op. 20a より 情景、四羽の白鳥の踊り、チャルダッシュ
チャイコフスキー:
バレエ組曲「くるみ割り人形」より 行進曲、トレパック、葦笛の踊り、花のワルツ
◎リディヤ・ビジャーク(ピアノ)、サンヤ・ビジャーク(ピアノ)
◎パリ室内管弦楽団/ジョセフ・スヴェンセン(指揮)
チャイコフスキー:エレジー(弦楽セレナードハ長調 op.48より第3楽章)
◎小曽根真(ピアノ)
◎ジャン=ミシェル・リクブール(トランペット)
◎パリ室内管弦楽団/ジョセフ・スヴェンセン(指揮)
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番 ハ短調 op. 35 より 最終楽章

要確認:ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンHP

※なお、明日5/5の屋台村は全部で18台。こりゃ朝からおお賑わい間違いなし。下手すると見れない、食べれない・・・。うまく時間をやりくりしないと!

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