(7/15 千葉市美浜文化ホール/撮影:かえるカメラ、文:ギターの時間)
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イルマーレとはイタリア語で海のこと。同クラブは、2008年2月、海にゆかりの地、千葉市で誕生した市民合奏団でメンバー構成は少し高め。マンドリン音楽を自分たちが楽しむことはもちろんだが、地域の人たちに楽しんでもらおうと日々練習を重ねている。この7月、4回目となる定期演奏会を開催した。
プログラムは1部にアマデイ「ガボット・セレナーデ」、鈴木静一「狂詩曲 海」やマンドニコ「スペイン組曲」、2部に「ひょっこりひょうたん島」(宇野誠一郎)、「情熱大陸」のテーマ(葉加瀬太郎)、「シネマ・ノスタルジア」(久石譲〜金曜ロードショウのテーマだったあの曲)など親しみやすい小品ながら聴きごたえのある作品を揃えた。曲種が幅広い。「遠い日のアルバムから」と題したアニメソングメドレーも含め、団員の手になる編曲が多いのも特徴だ。大きな作品を演奏するに足るメンバー数も揃い実現したプログラムであり、そのことがメンバー自身もうれしそうだ。そして3部で愛をテーマに「ライムライト」「さよならの夏〜コクリコ坂から」など。
最後に演奏した「スタバート・マーテル」(藤掛廣幸)は15分を越える大曲。後半、合唱が入る指定がある。この作品を演奏する多くの団体が合唱団を伴うことが多いのだそうだ。が、これを作曲者の意図通り演奏者自らが歌い、感動のフィナーレを演出した。これには会場にいた作者の藤掛氏自身、大きな喝采を送っていた。
【第5回定期演奏会】
2013年7月15日
千葉市文化センター・アートホール
【オフィシャルサイト】
イルマーレ マンドリンクラブHP
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