井上泰信ソロ・アルバム間もなく登場。リサイタルは4/10から各地で。

TOP 井上泰信のリサイタルが4月10日から始まる。昨秋の横浜公演の続きにあたるが、年を越え、レコーディングを挟んでいるため心機一転、さらにパワーアップしていると思わう。東京がスタート。続いて名古屋、大阪、広島。これに合わせ、久々のソロ・アルバムもリリースされる。(撮影:かえるカメラ)

 レコーディングは1月下旬、相模湖交流センターホールを利用して行われたもので、昨秋から展開していたリサイタルの内容を含むプログラム。このときステージを共にした山田 岳(やまだ がく)がクラシックギターでサポートしている。
 山田岳は、当初この一連のリサイタルの伴奏を務める予定だったギタリスト・松尾俊介が急病となり、松尾自身が井上に紹介、急遽予定していた全ステージを務めた。このときの演奏密度はとても高かく感じたが、二人はこのステージが初対面だったというから驚く。井上は、山田岳の演奏をYouTubeなどを通じて知っていた。そしてそのあまりにも独創的で「誰にも真似できない」スタイルには憧れを抱いていたそうだ。

InoueRec2

「まさかの偶然で3つの公演を共にしましたが、あまりにも接点が多く、音楽的にも技術的にも学ぶところが多かったこともあり、『そろそろ作らなければいけない』と感じていたCDに着手するきっかけになりました。
 彼のアンサンブル能力は普段の彼の演奏スタイルからは想像できない、柔軟で繊細なものでしたし、“懐に入ってくる”感覚は新鮮な感動がありました。」(井上)

表紙帯付ManDreamII【収録曲】
Bach(山田岳編曲) G線上のアリア
石橋敬三  朝日 ハ ノボル
石橋敬三  グラスの中の月夜
壺井一歩  もうひとつの詩人の話
丸本大悟  AZZURRO for Mandolin solo
長岡克己  KAZE         
      1 Allegretto malinconico
      2 Aria
      3 Allegro ritmico

Gnatalli(遠藤秀安編曲)
  組曲「肖像」より Suite Retratos
2.ERNESTO NAZARETH (Valsa)
4.CHIQUINHA GONZAGA (Corta Jaca)
Piazzolla(徳武正和編曲) Tanti anni Prima
Piazzolla   Nightclub 1960
Miguel    Back to Sirius
平井夏美(遠藤秀安編曲)瑠璃色の地球

 アルバムについて井上氏はこう語る。

「まず“知っている曲”があること。“クラシックの名曲”もあること。“マンドリンのための作品”もあること。“リラックスして聴ける”こと。“マンドリンらしい”こと。
何より“誰が聴いても楽しめる”こと。そして“癒される”ものであること。
これらを念頭に選曲しています。バッハから現代オリジナルから聖子ちゃんまで。
「夢心地」が今回のManDreamIIのテーマです。クラシックでないことも「入口」として必要だと思うのです。
 また今回はジャケットに気合を入れています。私の義弟、元田久治氏による私の肖像画(版画)が作品として用いられています」

 井上+山田。この二人の組み合わせによるピアソラは、横浜公演でステージも聴いているし個人的にとても気に入った。

「一般の人が聴いても(要はクラシックファンでなくても)“カッコいい”音楽の一つが『タンゴ』だと思います。マンドリンのための作品ではありませんが、どの楽器で演奏しても十分に楽しめる作品だと思います。
“カッコいい”だけでなく「魂を揺さぶる感じ」が僕はマンドリンの持つ魅力とよくマッチしていると思います。」(井上)

 まさに! プログラムは、さらに石橋敬三、壺井一歩、丸本大悟、長岡克己の作品を収録。だれでも納得の「マンドリンらしい」基準を満たしながら、バッハから現代オリジナル、さらに聖子ちゃんまで楽しめる作品集になっている。

 アルバムは、評論家・濱田滋郎氏から寄せられた賛辞《技術に支えられた感興豊かなマンドリン世界》との愛情溢れるメッセージが添えられている。さらに福田進一氏(ギタリスト)が各作品を的確に形容したライナーノーツを収録した。そのライナーから「様々なイメージが音の彩となって感じられ、聞こえてくる。」という一節が引用され、アルバムタイトルに添えられている。

 アルバムタイトルは「ManDreamII」、テーマは「夢心地」で、4月20日、リサイタル会場にて先行販売される予定。(江部一孝)

f-130410【リサイタル】
■プログラム■
第1部

丸本大悟 AZZURRO for solo mandolin
石橋敬三 グラスの中の月夜
石橋敬三 朝日 ハ ノボル
壺井一歩 もうひとつの詩人の話
桑原康雄 Eclogue
清水 慶彦  ギター独奏のための「陀羅尼」(2012)
第2部
ニャタリ 組曲「肖像」より
ピアソラ Tanti anni prima
ミゲール シリウスへの帰還

4/10(水)東京・杉並公会堂小ホール 19時開演
4/11(木)名古屋・5/R(ファイブアール) 19時開演
4/13(土)大阪・ザ・フェニックスホール 19時開演
4/14(日)広島市東区民文化センタースタジオ 19時開演
入場料:一般3,000円 大学生・大学院生2,000円 高校生以下1,000円(当日500円増)
総合問合せ:井上 075-646-3655
inouemandolin@gmail.com

【関連記事さらに・・・】

Tags: 

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*
*

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)