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コンコルディア・マンオケ(6/16)欲張りプログラムに注目!!

 第40回定期演奏会をあさって(2012.6.16)に控えた「マンドリンオーケストラコンコルディア」のブログ、「コンコルな人々♪」で、演奏予定曲目に関して全曲の解説を公開しており遅まきながら改めて眺め猛烈に興味がわいた。
 マンドリンオーケストラコンコルディアは、1972年結成の社会人団体。「コンコルディア」とは、“調和、協調”の意。メンバー内通称は「こんこる」。

 演奏予定の〈プログラム公開ページ〉からそれぞれ詳細な解説ページにリンクしている(リンクはそのまま下に再現した)。40回目を数えるに足る充実ぶりであり、意欲的な作品が並ぶ。個人的には邦人作品、どれも未聴なので全部気になる。しかも、これは意図したかどうかはわからないが熊谷賢一作品が34歳、マネンテが36歳時の作品であるほか、歸山榮治、小林由直、吉水秀徳、それにイタリア作家のラヴィトラーノ、コペルティーニと、ほぼ全員20代の若さ溢れる年代に発表した作品なのだ。創作意欲や作品の完成度というのは年齢とは無縁、むしろ晩年の創作に歴史的にも注目すべき作品が残る場合が多い。反面その作家の本質は案外青春期の初々しさの中に明解に現れる、と指摘する識者の意見も多い。このプログラムの聴き所はそうしたあたりにもあると思う。
 同オケの各作品の解説ページから作曲.発表年をペーストした。このオケの創設メンバーたちの学生時代、日本でもっともマンドリンが熱かった時代の空気にも触れることができそうだ。いや、その熱気が「再現」されるのではなく、今が最も熱いことを知らせてくれるコンサートになりそうだ!

 ちなみにモーツァルトホール座席数は1318。十分な収容力はあると思うが、どうなんでしょう? 早めに行かないといい席なくなるかも??

マンドリンオーケストラコンコルディア第40回記念定期演奏会
2012年6月16日(土) 開場:16:30、開演:17:00(予定)
かつしかシンフォニーヒルズ・モーツァルトホール
(東京・京成本線「青砥駅」徒歩7分)
入場料 無料(チケットなしでも入場可)

第1部
小序曲「ローラ」(1902) Hyacinthe Lavitrano
夜曲 (1905)Spartaco Copertini
幻想曲「華燭の祭典」(1903) Giuseppe Manente / 中野二郎 編曲
第2部
マンドリンオーケストラの為の小組曲「玩具」 (1971,1979改作) 歸山榮治
マンドリンオーケストラの為の「星の庭」(1985・初稿版) 小林由直
2つの動機(1982,1987改訂) 吉水秀徳
第3部
マンドリンオーケストラの為のボカリーズVIII「宇宙船地球号は歌う」(1981) 熊谷賢一
大幻想曲「幻の国」(1970・初稿版) 鈴木静一

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