創立50周年記念・愛知学院大学マンドリンクラブ演奏会は鈴木静一プログラムで。2/18

null 愛知学院大学マンドリンクラブが2012年2月18日、創部50周年記念演奏会(中京大学文化市民会館 プルニエホール開演:14:00)を行う。参加メンバーは現役学生とOBによる混合チーム。この合同練習を12月中旬取材した。

 同クラブ発足は1962年。以後節目にあたる10周年、25周年、35周年に記念事業を開催、2012年の50周年に当たり、記念演奏会を行うべく2010年から準備を進めてきた。このクラブの特色は、なんといっても鈴木静一氏を師と仰ぎ指導を受けた1970年頃から明確なカラーを持つようになったことだ。その鮮明な色彩は今回予定されているプログラムにも現れている(末尾参照)。
 当日参加されていた方から、今記念事業の代表=中村慎哉さん(18代)、指揮者=柴山明久さん(9代)、中島啓一さん(13代)、古田寛明さん(現役)、杉田岳也さん(現役)の各氏に話を聞いた。なお、代表中村さんは名古屋マンドリン合奏団団長、中島さんは第12回日本マンドリン独奏コンクール2位という受賞歴を持ち、演奏者、指導者として現役、柴山さんは鈴木静一氏の指導のもと愛知学院大学マンドリンクラブの成長期を間近で見てきた人。また古田さん杉田さんとも、学生時代からマンドリンをスタートした現役学生ながら、既に高校時代、合奏コンクール等で自身の率いる合奏団による受賞経験を持っている。新旧ともに人材豊富。さすが愛知学院大!
 
ーー鈴木静一さんとの接点はどのように始まったのですか?
柴山:私の一つ上の先輩が、1969年に東海学生マンドリン連盟の総会が愛知学院の大講堂で開催された際、鈴木静一先生と言葉を交わしたのがきっかけです。その後「失われた都」のご指導をお受けし、定演の演奏を認めていただいたことで、正式に技術顧問をお受けしていただくことができました。このとき私は2年生でした。

中村:その後、直接の技術指導は10年間でしたが、そのあともやはり静一先生の作品を、わたしどもの「伝統」というかたちで引き継いできた。そういう経緯はあります。

ーープログラムのオープニングで演奏する「大学祝典序曲」は、委嘱作品なんですか?
中島:先生に指導を受けるようになってすぐに大学の創立100周年という事業がありました。それにかけて学校から委嘱させていただいた作品です。結果的には13回目の定期演奏会で初演させていただきました。学校の校歌がモチーフとしており込まれていて、愛知学院大学の為に書かれた作品です。

ーー若い二人も早くから鈴木静一さんの音楽を知っていたんですか?
古田:自分は高校からマンドリンを始めました。いろんなCD作品を聴いていく中で、知りました。ARTE MANDORINISTICAのCDに入っていた「細川ガラシャ」に衝撃を受けまして。その後鈴木静一さんというのはどんな方だろうと思いながらマンドリンを続けていき、愛知学院大学に入ってから本格的に静一さんという方を知りました。
杉田:僕は大学からマンドリンを始めたんですが、練習場に静一先生の写真が置いてあって、すごく大きな写真なんですが。先輩に聞いて「鈴木先生だよ」と。

ーー鈴木静一さんの音楽の魅力をひとことで言うと?
古田:
開放弦を上手く使って音をたくさん出すところとか、魅力はいろんな場面にあると思っていますが、僕はオケで指揮していて感じるのは、静一先生の描く壮大なイメージ。その魅力にとりつかれたというかんじがあります。
杉田:毎年1曲は静一さんの作品をやってきていますが、やはりスケールの大きなところは魅力ですね。

ーーOBから現役まで、その間にもいろんな年齢の方でメンバーが構成されると、まとめるのは難しくないですか?
柴山:
各代ごとに指揮法は違っていたであろうから、そこを合わせていくのに時間がかかりますね。中でも発音の開始部分、どこで音を出すかというところ。このへんが、またなかなか難しいんですよ。うまいひとというかセミプロ級のひとほどあとから音が出ますし(笑)

ーーステージ上がるのは全部で何人くらいになるのでしょうか?

中村:OBと現役で総勢70数名ですね。そこにエキストラパートの方々が加わるので80名くらいになると思います。
 中には、何十年かぶりに楽器を弾かれる方も何名かおられます。でも、いろんな世代の方を音楽でつないでいく! 押し入れの奥にしまっていた楽器をもう一度出してきて参加していただくということが今回の演奏会の目的の一つにもなっていますから。
中島:私は独奏や合奏でずっと演奏には関わってきましたが、メンバー全体ではいろいろな方が揃うことになりますね。

ーー練習のピークは、これからですよね?
中村:
(2011年)3月から練習を始め、月2回練習を入れていこう、ということにしたんです。それで徐々に歩調を合わせていこうとするんですが、みなさん生活があり学業があり就職活動もあるなかで、ときには集合できた人数も少なかったり、同じような注意を繰り返したり、といったこともときにはありました。そんなときにはモチベーションが下がり気味のときもあって、山あり谷ありの10ヶ月でしたが、残り2ヶ月は、「なりふり構わず」ですね。
 50年に1回というイベントですので、みなで力を振り絞って乗り切れるのではないかと思っています。

 この大イベント企画の発足から最新情報まで、柴山さんが継続してレポートしている。練習のようすや感想、思うところなど、細かな報告は、参加者達の熱い思いも伝えている。ぜひ一読してみてください。
【愛知学院大学マンドリンクラブ創立50周年記念演奏会公式ホームページ/ブログ】
 
【愛知学院大学マンドリンクラブ創立50周年記念演奏会】
2012年2月18日(土)
会場:中京大学文化市民会館・プルニエホール(旧名古屋市民会館・中ホール)
開演:14:00
入場料 一般2,000円 中高大学生1,000円 小学生以下無料

プログラム(予定)
オープニング:愛知学院創立100周年記念 大学祝典序曲(鈴木静一)
第1部 指揮:古田寛明
 ・R.S.第6集「月の記憶」より 3.トッカータ ~古代舞曲~ (坂野嘉彦)
 ・委嘱作品 (坂野嘉彦)
第2部 指揮:大塚 衛
 ・音楽物語「人魚」(鈴木静一)ナレーション:小川千歳/ソプラノ:杉山梨恵
第3部 指揮:松浦定男
 ・”荒城の月”による「狂詩曲」(鈴木静一)
   マンドリン独奏:佐々木 敏
 ・ツィゴイネルワイゼン(Zigeunerweisen/Pablo de Sarasate ~ 鈴木静一編曲)
   マンドリンソロ:竹内 勝利
 ・ルーマニア狂詩曲(Rhapsodie Roumaine/G.Enescu ~ 鈴木静一編曲)
   マンドリン・ソロ:中島 啓一
   マンドラ・ソロ:古田 寛明
第4部 指揮:柴山明久
 ・マンドリンの群れ(I Mandolini a congresso!/C.A.Bracco)
 ・失われた都(鈴木静一)

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