マンドリンと音楽を愛した萩原朔太郎の生誕125年を記念した展覧会が世田谷文学館で開催中だ。このメインイベントのひとつとして11月26日マンドリンの高柳未来さんとギターの鈴木大介さんによるコンサートが行われた。
前半はキングインターナショナルの宮山幸久氏(高柳さんのアルバム「マンドリンレボリューション」のプロデューサー)による解説付き。朔太郎が音楽にどのように関わってきたのかを、高柳さんの演奏とともに親しみを持って知ることができた。
第2部は大介さんによるギターソロ。世田谷区ゆかりの作品をあつめたプログラムだが、西村朗、武満徹、池辺晋一郎、、、とまあ豪華な現代曲の数々。
第3部ではマンドリンとギターで古賀政男メロディー。最後に演奏されたトセリのセレナードも雰囲気があって叙情あふれる音楽。マンドリンとギターの音はなにかこころにまっすぐに入ってきて癒されます。満席のお客様のも大満足な充実した午後のひとときでした。
萩原朔太郎展は世田谷文学館で12月4日まで開催中。詩人としてだけではなく、多彩な才能を発揮した朔太郎の世界を堪能してみては?
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