2009-03-16 ギターの時間

堀さんの話はとてもわかりやすいと思いながら伺っていますが
少し実際に演奏していただきました。
最初はマンドリンの構え方、足台について、
さらに堀さん自身がよくつかうピック、
ピッキングのポジションについて。
そして、ツブを数えると言うクボタメソッドの入り口から、本質まで。


○●○ ではさっそく実際に演奏を…。
堀  そうですね…。たとえばこれですね。
弾く
表情がものすごく崖みたいになっているところで
ここまで弾ききって、ピアノスピトに落とす
って言うときには、ちょっとだけ間があった方が
いいだろう、と。
大きくやっておいてバサッと
音楽的な意味でわずかな間を作って次に入る。
そういうことをするときにやりますね。
記号はさっきの1回抜きは黒いカンマでしたが
ここでは白抜きのカンマにしていますね。
その1回抜いたものを消音してしまう、という意味です。

まあいろんな表現の方法があって
それがすべて書かれていますね。

この久保田教本は「第2巻」で、オデルの1巻相当の曲が
収録されています。ただ、いきなり
こういった数によって実演して行くのは難しいので
その準備として書かれているのが第1巻ですね。
毎日の基礎練習です。
ピアノで言うハノンに相当するものですね。

僕のレッスンでもこの第1巻を使って
半年から1年くらいかけてやっています。
それえ覚えた6回系とか4回系とか8回系というのを
実際の曲に当てはめて適応してやって行くわけです。
それを終えると何でも弾けると思いますね。

で、僕はざっとこれくらいピックを持ち歩いているんですが…。
○●○  あ、その前にその小指のサックはなんですか??

指
堀  これもまた、いろんな弾き方があるんですが
トレモロの演奏をするときに
小指をつけないで弾く人と、僕のように
小指をつけちゃって弾く方法と、2種類あるんです。
僕は両方の、メリット、デメリットを考えた上で
小指をつけて弾くので。

これはよく使うピックのひとつで少し厚手で固めです。
指 9割使うメインのピックです。原型となっているのは
「ヤマハ025(または030)」で、これを切って紙ヤスリで加工しています。
マンドリン・ドラは少し薄めを使い、
マンドチェロでは少し厚めに加工したものを使い分けています。
で、ギターとまったく同じで
弦に対するピッキングのポジションは
だいたいブリッジ寄りですが
ホール寄りで弾くと柔らかくなる。
これを使い分けます。
で、マンドリンのピックガードというのは
ここで弾くことしか考えていないので
ここまでしかない。でも
僕の場合は極端にこっちまで行くことも多いんですよ。

で、またこういう場面のように
楽器を借りることもあるので
常に表板保護のために小指にはめています。


…で、
1拍に8ツブずつ入れて4小節。

(弾く)譜例1
弾く

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続いて譜例2は、4分音符1拍に4回なので…

(弾く)譜例2

弾く

(続きます)

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第2回 マンドリンとの出会いその2
第3回 フォームとクボタ メソッド


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2009-03-16

ギターの時間