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マンドリン演奏会報告

明治大学付属明治高等学校・中学校マンドリンクラブ定期公演いよいよ今週日曜日!(2/10)

 2月10日(日)に迫った明治大学付属明治高等学校・中学校マンドリンクラブ定期公演のリハーサルを取材した。(撮影:かえるカメラ)

[flagallery gid=36 w=600 h=450 skin=afflux_demo name=Gallery] このクラブは、歴史も古く、OBも大勢いる。その伝統のなかにいる現役、中学生・高校生による演奏会だ。
 現部長の佐藤瑞城さん以下、現在は部員数21名。けっして多くはない。このメンバーで昨年は第1回合奏コンクールにも出場し銀賞を獲得した。今演奏会で3年生は卒業となる。その3年生による6重奏の練習にも熱が入っている。演奏する曲は、緊張と優しさが交錯する美しい難曲、弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」(シューベルト)だ。取材当日は、久保田孝氏の指導で、最終チェックを繰り返していた。
[flagallery gid=35 w=400 h=300 skin=green_style_pro_3_demo name=Gallery] 3年生6重奏団の構成員は中村勇太、隠地健斗、上川正太郎、今城直紀、鈴木彰、星 杏弥。全員進学してもマンドリンを続けたいというメンバーだ。
「このクラブのモットーのひとつは“楽しく弾きたい”ということです。でも、これが難しいですね。上手く弾けなければ楽しさも半減しますし。だから厳しい規律も必要になってきます。このサジ加減が難しいところです」(中村)
「合奏のプログラムは夏のコンクールのときに挑戦した交響曲第25番ト短調の第1楽章/W.A.モーツァルト(久保田孝編曲) やスラヴ舞曲なども入れ、全体は3部構成で組んでいます」(上川)
 
 指揮・音楽監督は久保田孝氏。久保田さんは翌々週に自身のオーケストラ、クボタフィロマンドリーネンオルケスターの第20回定期演奏会を控えての指導、指揮。このクラブを指導するようになったのは、氏が留学から帰ってからすぐだったというから、もう30年以上になる。
 練習では、久保田さんの的確でわかりやすい指示により、6重奏もオケも、音楽の表情がどんどん豊かになっていくのがわかる。音楽が生成していく様子を見ているのは、ほんとうにおもしろい。演出されないこうした“現場”には、本番とは異なる面白さがあふれている。指摘や指示は、かなり細かく、かつ厳しい。さすがの指導、と思う一方、その指摘、指示についていく中学生・高校生メンバーは目を輝かせながらついていく。わくわくする。仕上がりと、本番の緊張の中でどんな演奏が繰り広げられるのか?
 そうそうたるマンドリン合奏のレパートリーに挑戦する彼らの本番は2月10日。ぜひ、足を運んでみてほしい。


明治大学付属明治高等学校・中学校マンドリン部 第54回定期演奏会

2013年 2/10(日) 開場13:00 開演13:30
調布市文化会館たづくり(東京都調布市小島町2-33-1)
指揮・音楽監督:久保田孝
「アルジェのイタリア女」序曲 (G.ロッシーニ/久保田孝編曲(第42回全国高校ギター・マンドリンフェスティバル《優秀賞受賞》)
交響曲第二十五番 ト短調 W.A.モーツァルト/久保田孝編曲(第1回全日本マンドリン合奏コンクール《銀賞受賞》 )
序曲第一番 ハ短調(久保田孝)
組曲「エジプトの幻影」 第2楽章 スフィンクスの伝説(G.D.ミケーリ)

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