かつて東京大学にもマンドリンオーケストラはありましたが、ここでレポートする東京大学マンドリンクラブは、平成のプロジェクトです。まったくの1からスタートしています。2006年、当時の1年生を中心に結成。同年の駒場祭で初ステージ。以後、設立メンバーを中心に学内とお茶の水女子大学文化祭への出演を主な活動としてきました。その彼らの“集大成”が、この日のステージでした。
演奏は、プログラムからわかるように、足を運んでくれた人に楽しんでもらうことを第一にしているようで、たいへん好感を持ちました。そして演奏。難曲「リベルタンゴ」もこなす技術で聴かせながら、音が楽しい。なにより演奏しているステージのメンバーが楽しんでいる空気が伝わって、みてる方がうれしくなる、響きと余韻に浸っていられる。ありそうで、なかなか出会えないのがこうした空気。今後は、現・3期部長=渡辺拓人さんを中心にメンバー拡充を図る計画。ぜひコンタクトしてみてはいかがでしょうか?
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