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第3回全日本マンドリン合奏コンクール
感動のタネをぜひ見つけにきてほしい!

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第2回全日本マンドリン合奏コンクール講評ダイジェスト

 NPO法人 ARTE MANDOLINISTICAが主催し、全国のマンドリンオケ、アンサンブルを対象とした合奏コンクールは8月23日、東京・昭和女子大学人見記念講堂で本選が行われるが、この予備審査の受付が6月1日から16日となっている。
 5月の連休シーズンを含め、社会人オケ、学生オケにとつて練習日に予定しやすい土日の週末は、残すところ8回となる。5、6月の定期演奏会のプログラム練習に加えて、「田園写景・3楽章」(ファルボ)を1曲加えて見てはどうだろうか?

 コンクールへの練習は、コンペ=競争だから、練習はやればやっただけ、結果が変わると思う。が、まずは、予備審査に残れるかどうか?

 いや、その前に「出てみよう!」と決断するまでに、至るかどうか?

 このコンクールは、学生と社会人の2部門制。とはいえ共通、同一作品による競演で予備審査が行われる。

 マンドリンの合奏コンクールは1923年第一回マンドリン合奏団競演会が行われ、その翌年第二回が行われたものの中断。2012年にARTE 主催でスタートしたこの合奏コンクールが89年ぶりのイベントとなった。

 全国高校マンドリンフェスティバルはコンクールではなく、フェスティバルとして行われてきた。(昨年から“コンクール”と名称変更したが、運営に大きな変更は、見受けられない)。

 コンクールは主催者、運営母体によって性格も左右される。現在まで日本国内には大きく社会人団体を包括するような「マンドリン合奏連盟」などがない中では、なかなか実現しようがないものだったが、NPO法人であることと、マンドリンをもう一歩前に進めたい、という熱い呼びかけに賛同したマンドリンのスペシャリスト、音楽家が審査員に名前を連ねて参加することによって実現した。

 そして、審査員諸氏は若いオケにもベテランオケに対しても、“もうひとつ上の演奏”を目指すための手がかりを伝えることを使命にしている。手渡される講評・ジャッジシートには、ここをこうする、こういう時はこうしたほうが、こうよくなる、と、できるだけ具体的に伝わりやすいアドバイスが並ぶ。
 昨年は、一回目二回目と連続出場した学校が、アドバイスを参考にして格段に良くなった演奏を披露。これを複数の審査員の先生が指摘、感動した旨、言葉にした。演奏を聴いた時点で「いいな!」と思い、その同じ思いを講評で聞くと、思わず目頭が熱くなる。(歳だからかな?・・・。そのせいもあろうけど)。でもそういう感動もコンクールならでは、だと思う。

 マンドリンを「育てたい熱意」がこのコンクールを支えている。ARTE MANDOLINISTICAの独善的なコンクールではないのだ。開かれた、みなさんといっしょに作って行きたいコンクールなのだと思う。

 大学のクラブ、社会人団体の参加こそマンドリン合奏の土壌を、真に、より豊かにするものだと思う。そこに、ギターの時間も賛同している。PVの制作公開はその一例だ。

 この記事、PV、情報を目に止めたなら、ぜひ自分の団に持ち帰り検討して欲しい。いい音楽はたくさんある。同じ作品でも感動のありようはけっして一つではない。そうした音楽の奥深さに、直に触れ、肌に感じることができるのも、このコンクールならではのたのしみだ。

 コンクールだから育つ感性がある。より豊かな感動のタネを、今年こそいっしょに見つけませんか?

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