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高柳未来アルバム 10月27日リリースへ

収録曲目
1萩原朔太郎:機織る乙女
2ベートーヴェン:ソナチネ ハ長調(アレグロ)
3ベートーヴェン:ソナチネ ハ短調(アダージョ)
4ベートーヴェン:アダージョ 変ホ長調
5 ベートーヴェン:アンダンテと変奏曲
6 モンティ:チャールダーシュ
7 モンティ:チャールダーシュ第2番
8 パガニーニ:メヌエット
9 パガニーニ:アンダンティーノ
10パガニーニ:アレグロ・モデラート
11斎藤秀雄:蚊トンボ
12成田為三:野崎村
13カテウラ:ソレア
14サルコリ:月に向かいて
15ドウニス:東洋の夢
16デッカー=シェンク:モスクワ
高柳未来(マンドリン)、高良仁美(ピアノ)
KKCC-3026/発売:2010年10月27日
定価 ¥3,000(税込)
録音:2009年8月5日、9月16日、12月21日、2010年3月23日/キング関口台第2 スタジオ。
192kHz 24bit高音質録音
★解説:工藤哲郎氏。

キングインターナショナルの「レボリューション・シリー ズ」第6弾として高柳未来によるマンドリン・アルバム「マンドリン・レボリューション」がいよいよ発売される。詩人・萩原朔太郎作曲のマンドリン曲〈機織る乙女〉の楽譜発見と「レボリューション・シリー ズ」の企画意図が合体して実現した。
朔太郎は若き日に音楽家を志し、マン ドリンに魅入られた。いくつかの作品を残した記録はあるし、メモはこれまでにも存在しそれをもとに演奏された経歴を持つ作品でもあるが、今回演奏されているのは〈機織る乙女〉の貴重なオリジナル作品となる。これをタイトルにも冠してフィーチャーされた作品がまた注目。プロデューサー宮山氏(キングインターナショナル)による発案/選曲がたいへん興味深い。
演奏はマンドリン・ソロとピアノ伴奏付きによる。

「小澤征爾の師で「サイトウ・キネン・オーケストラ」に名を冠されていることで知 られる斎藤秀雄の極めて珍しい作曲も注目。それもあの気味悪い蚊トンボ(ガガンボ) を題材としているのが興味津々。
モンティのポピュラーな〈チャールダーシュ〉はもともとマンドリン曲。この事実はい ろいろな所に書かれていますが、オリジナルの形態で聴く機会はほとんどありません。 加えて、この曲の人気に気を良くしたモンティが、「柳の下のどじょう」を狙って作曲
した〈チャールダーシュ第2番〉は不発に終わり、まったく聴くことができません。そ の両方を収録しているのも貴重だと思います。
バラライカを思わすデッカー=シェンクの〈モスクワ〉、フラメンコ・ギターを思わす カテウラの〈ソレア〉、珍しいギリシャ色濃厚なドウニスの〈東洋の夢〉、まるで三味線 音楽のような成田為三の〈野崎村〉までマンドリンの驚くべき表現力を再認識させてく れます。 」(宮山氏)
高柳未来(たかやなぎ みき)1987年東京生まれ。幼少時よりヤマハ音楽教室に於いて大里安子氏にピアノ、作曲、ア ンサンブルを師事。大妻中学入学後、マンドリン部に入部。大妻中学高等学校マンドリン 部第40代コンサートマスターを務める。青山学院大学入学後、クボタ・フィロマンドリー ネン・オルケスターに入団。マンドリンを久保田孝氏に師事。 現在、同合奏団コンサートマスター。2009年10 月、東京オペラシティ近江楽堂にてドイツのマンドリン&ギターデュオ トレッケル&ト レスターと共演。
青山学院大学入学後、同学院のオルガニスト養成講座を受講し、パイプオルガン を堀井美和子氏、鷺晶子氏に師事。2009年文化庁芸術祭賞レコード部門受賞CDおとぎ歌 劇「どんぶらこ」にてパイプオルガンを担当。2010年第22回日本マンドリン独奏コンク ール入選。
高良仁美(たから ひとみ):ピアニスト。沖縄出身。
2006年に、この年、生誕100年を迎えた宮古島生まれで日本で最初に交響曲を書いた女性作曲家=金井喜久子のピアノ曲録音「琉球狂詩曲~金井喜久子ピアノ曲全集」発表。最近では
CD「沖縄・夏の風景 ~高良仁美ピアノソロ~」(2010/07/07発売 リスペクトレコードRES-161¥2,500)をリリース。気鋭の作曲家・瑞慶覧(ずけらん)尚子による書き下ろしと編曲で構成されたもので、注目を集めている。