▲マカオのラザロ地区で。リスボンさながらの夜景。(Photo by Hiromi Olive、トレモロ兄弟ブログより)
ポルトガルギター(湯浅隆)とマンドリン(吉田剛士)のデュオ、マリオネットが7月12日、大阪吹田のメイシアターで特別公演を行う。タイトルはちょっと長くて「石見銀山文化賞・特別賞」受賞&CD「銀の島」発売記念『音楽と映像の宴/マリオネットの《大航海ろまん絵巻》』。吉田剛士氏が綴るブログ「トレモロ兄弟」で情報公開している。
石見銀山文化賞とは、島根県・大田市の石見銀山遺跡が2007年に世界遺産登録されたが、これを記念して設立された賞。大田市大森町の義肢装具会社「中村ブレイス」が設立した。
徳川幕府時代に開発された日本最大のこの銀山は、御朱印船貿易、大航海時代の交易を強力に支えた。明治初期に閉山したが、後年遺跡として残され「山を崩したり森林を伐採したりせず、狭い坑道を掘り進んで採掘するという、環境に配慮した生産方式」が21世紀につながる重要な「環境への配慮」という視点から評価され登録に至った。
マリオネットは、マリオネットの音楽テーマを大航海時代に置いている作品が多いことから、2010年、湯浅氏が「マカオ観光局音楽大使」となり活動してきている。それが縁で2011年には日本・ポルトガル修好150周年に合わせ、石見銀山資料館35周年記念コンサートで大田市を訪れ、国内外で石見銀山をアピールしている。こうした活動に対し、今年6月22日、特別賞がマリオネットに贈られたばかり。また、これに合わせCD「銀の島」(ジャケットが銀!?)も発表された。
公演日程/内容詳細は以下に。
なお、ここで公表されているようにマリオネットは5月下旬から約3週間の日程で海外ツアーを行ってきたばかり。ここに紹介したイベントのあと、8月にかけて大きなイベントが続く。
7/20マリオネット・マンドリンオーケストラ7thコンサート
8/24~26種子島マンドリン大合奏ツアー