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クボタフィロのポップスコンサート(11/11板橋)が楽しみ!

 クボタフィロマンドリーネンオルケスターが、ポピュラーミュージックだけをプログラムしたコンサートを行う。「マンドリンオーケストラで聴く 世界のポピュラーミュージック2012」。

 このオーケストラは、久保田孝氏が主宰する団体で、同じく自身が主宰する音楽教室〈クボタ ムジーク アカデミー(KMA)〉や学生マンドリンオーケストラ出身者により1993年結成された。学生時代を含め長年、氏の指導を受けてきたメンバーも多く、アンサンブルの精度は日本随一である。そのオケが、ポップスだけを演奏するコンサート。ちょうど、ボストン交響楽団が夏のオフシーズン中、音楽普及を目的としてボストン・ポップス・オーケストラとしてポピュラーコンサートを行うのに似ている。これまでにも何回か行ってきた。

 久保田さんは、明大マンドリンクラブを経て在学中よりプロのスタジオミュージシャンとしてギター、マンドリンに関わり、大学卒業後、旧西ドイツ・カールスルーエ音楽大学指揮科に留学。その後ウィーン音楽大学指揮科で、ハンス・スワロフスキー教授にも師事しているクラシックオーケストラの正当指揮者である。在学中、卒業後を通してドイツ、オーストリア各地のオーケストラを指揮。帰国後、数々の国内オーケストラを指揮した後、アマチュア団体との交流を経たのち、いわばマンドリンに回帰しマンドリンオーケストラを結成しアマチュア音楽家の育成とマンドリンオーケストラの発展に寄与してこられている。日本国内には久保田さんに指揮の指導を受けたマンドリンオケの指揮者は数多い。
 マンドリン合奏の為の作曲活動も旺盛で、学生やアマチュアマンドリンオーケストラのレパートリーになっている作品も多数ある。近年のコンクール審査には欠かせない存在でもある。
 そして、その活動の中心にあるのが自身の名前を冠したクボタフィロマンドリーネンオルケスターだ。

 そのオーケストラによるポピュラーコンサート。楽しみ方が何通りもある。
 マンドリンオケのサウンドにそのまま身を委ねるのもよい。作品としてそのまま曲を楽しめることはもちろんだ。が、マンドリン合奏のためのアレンジの妙味——楽器の使い分け方、鳴らし方に耳を凝らし分析的に聞き始めると聴き所は多彩だ。自身が育んで来られたメンバーによるアンサンブルそのものも楽しみだ。

 年1回の定期演奏会は既に19回を数え、2013年2月の第20回定期演奏会プログラムは自身の作品だけで構成する予定と聞く。
 クボタフィロのおもしろさ、実力は、この11月のポピュラーコンサートと来年早々の定期公演で満喫できる。マンドリンオケの懐の深さをあらためてじっくり楽しみ、勉強できるチャンスでもある。ぜひ自分の耳で実演で体験してみてほしい。

【演奏予定】
タイム・トゥ・セイ・グッドバイ
千の風になって
サウンド・オブ・ミュージック
踊り明かそう
ムーン・リバー
コパカバーナ
エル・チョクロ
タイプライター
プリンク・プレンク・プランク
ほか

2012年11月11日(日)
13:30開演(13:00開場)
会場 : 板橋区立文化会館 小ホール
東武東上線「大山」駅 下車 徒歩5分
都営三田線「板橋区役所前」駅 下車 徒歩7分
入場料: 一般2,000円/学生1,000円
問合せ・チケット取扱い:
クボタフィロマンドリーネンオルケスター事務局
〒202-0004 東京都西東京市下保谷3-2-4
TEL: 042-422-6368
FAX: 042-422-7772
URL: http://www.philomandoline.com/
E-mail: philomandoline@yahoo.co.jp

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