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マンドリン演奏会報告

楽団カーニバル2001。エネルギー、パワー。情熱的なイベントがもう9年続いている!

 すごい音楽活動だと思った。楽団カーニバル2001。変わったネーミグのコンサートだな、とは思っていたが、会場に足を運んでみて心動かされた。2011年12月10日(土)東京は、中野、なかのZERO大ホールで行われた楽団カーニバル2001の第9回総合音楽祭をレポートする。

 リハーサル会場。ステージの奥行きが深い。半端ではない。指揮者の声が、どうかすると最後列に届かない。ということは、最後列と最前列で音の確認ができるのか? 余計な心配も出てくる。
 楽団カーニバル2001は、現在4つの団体で構成されている。合唱、マンドリン、吹奏楽、オケ。各団体それぞれステージを持ち、最後に4団体合同で演奏する。やや長丁場かと思ったら、あっという間の2時間あまりだった。

そのようすの一部を動画で紹介

 ステージはプログラム通り進行、各ステージ、全く異なる楽器編成だから、飽きない。それどころか、つい遠のいていた合唱、ブラスサウンドが楽しめるし、オケも選曲と腕で聴かせる。これは楽しい。そして、やはりなんといっても合同演奏だ。
 指揮はマンドリンオケの宮川祐さん。リハから見ていて、よくもまあ、わがままそうな面々を(失礼)まとめた。圧巻は迫真のカルメン各セクション。歌、合唱が加わって音楽が深く、広く、そして熱い。
アンコールは季節がらフォービートでのりのりのクリスマスソング。そしてこれは十八番(おハコ)なのか息の合った「天国と地獄」で、手拍子足踏みで会場が揺れた。最後は指揮者渾身のジャンプで、幕。演奏者も客席も満面の笑顔がこぼれた。

「楽団カーニバル2001」のホームページには、この集団の結成意図と方針が示されている。最初に目を引くのが、「私たち初心者のための楽団カーニバル2001は、」という出だし。そして続くフレーズ、「普通の楽団ではなかなか受け入れてもらえない初心者を積極的に受け入れ、経験者がサポートしながら一緒に楽しく演奏できる団体として、現在はマンドリンオーケストラ、ウィンドオーケストラ(吹奏楽団)、フィルハーモニーオーケストラ(管弦楽団)、混声合唱団(コーラス)の4楽団で活動をしております。」とある。
 文章だけ読むとどれほどのことができるのか? 少し疑問もわく人がいるのではないかと思う。が、各団体のステージを含め、ほんの一部だが編集した動画を見てほしい。初心者だけの集団ではないが、初心者を含む団体で、これだけの演奏を、大勢の人を集め、聴いてもらい、喝采を受ける。
 痛快な音楽活動だ。

 “私たちは「音楽をやりたいと思ったときにいつでも誰でも気軽に練習に参加でき、演奏会に出演することのできる総合音楽団体」を目指して活動をしております”。

 この言葉を掲げもう9年継続してきて2012年は第10回を迎えることになる。

 ≪第2部≫マンドリンオーケストラ単独ステージ
 指揮:香川泰徳
 ・前奏曲第5番「南風」(加賀城浩光)
 ・また君に恋してる(森 正明)
 ・序曲「レナータ」(H.ラヴィトラーノ)

 ≪第5部≫4楽団合同ステージ
 指揮:宮川 祐
 ・「ライオンキング」メドレー
 ・オペラ「カルメン」セレクション(G.ビゼー)

【HP】楽団カーニバル2001総合ページhttp://www.carnival2001.net/

【単独演奏会情報】
楽団カーニバル2001マンドリンオーケストラ
第12回定期演奏会「Sprout 2012」

2012年6月2日(土) 17時30開場/18時開演(予定)
かめありリリオホール(入場無料)

指揮:宮川 祐 ほか

・情熱大陸・エトピリカ(葉加瀬太郎)
・風のカンティレーナ(長谷川武宏)
・「麗しきイタリア」序曲(F.ジェムメ)
・詩的セレナータ「夢!うつつ!」(U.ボッタキアリ)
・交響譚詩「火の山」(鈴木 静一)
                         他

※出演者募集中!(レンタル楽器もあります)

他、合唱団、吹奏楽団、管弦楽団の単独演奏会については、楽団HPをご覧ください。
楽団カーニバル2001HP:http://www.carnival2001.net/

【お問い合わせ】
mandolin_mail@carnival2001.net

音楽監督 宮川 祐氏に聞く→

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