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作曲家・壺井一歩 周辺のギター・マンドリン秋冬情報

◎壺井一歩作品の楽譜集発売、公演続く!!
1) 昨年夏、“ギターのための「新12の歌」”を書き下ろし、同時にCD(写真:演奏:宮下祥子)が発売されたが、待望の楽譜集がホマドリームからこの秋出版される。CDは日本の叙情歌のアレンジ作品、壺井一歩による、この『新・12の歌』を核に構成されており、同12編に加え、さらに2曲収録されている(「この道」(佐藤弘和編曲)と「さくらの主題による変奏曲」(横尾幸宏)。
楽譜集の価格/ページ数はともに未定。運指は宮下祥子さん。
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2)水戸在住のギター(谷島崇徳)とピアノ(谷島あかね)のデュオ「フェリーチェ」の委嘱による「バラの組曲」という曲が9月10日茨城県民文化センター小ホールで初演される。
 4楽章構成で、各楽章には、それぞれバラの名前がついている。谷島あかねさんがバラの栽培が趣味だとのことから、命名した。
 茨城県民文化センターは水戸駅から15分ほど。都心からも近いので、ぜひ生演奏を聴きに出かけたい。

3)ベルギー在住のギタリスト/作曲家=橋爪皓佐(こうすけ)氏の委嘱による“ギター・ソロのための「ツァッフィニーノ」(Zapfinino)”が9月20日ベルギーで彼自身のギターで初演される。同公演では、他にも邦人作曲家数名に委嘱。その全曲を初演するという意欲的な企画のもよう。
 橋爪皓佐氏は、昨年の大阪国際マンドリコンクール(作曲部門)で入賞を果たし、本誌でも紹介させてもらった、今、もっとも注目したいギタリスト/作曲家。
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 彼自身は今年中に帰国する予定らしく、2012年には同プログラムで日本初演もしたいとのこと。

4) マンドリン・コンチェルト「抜忍アスタリスク」は昨年ARTE MANDOLINISTICAと望月豪で初演された壺井一歩によるマンドリン・オーケストラの為の最新名曲のひとつ。これを今度は望月豪自身が主宰するリベルテの今年の定期演奏会で東京初演する。
 今回は指揮に、作曲家でもある若手の鷹羽弘晃さんを迎えており、これは期待される。

そのリベルテ情報・・・。

◎マンドリンアンサンブル“リベルテ”の秋公演情報
2011.11.23(水祝) 開場 13:30/開演 14:00
会場:トッパンホール (飯田橋駅)
【プログラム】
Debussy/橋爪皓佐 スコットランド風行進曲
Faure/橋爪皓佐 エレジー ※チェロ(Viollon Cello)独奏:丹羽あいり
壺井一歩 抜忍アスタリスク ※マンドリン(Mandolin)独奏:望月豪

Kagel Musi
Ravel/鷹羽弘晃 クープランの墓

(→写真:鷹羽弘晃 Hiroaki Takaha)

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