●よくある質問●
Q自分史サポートは自費出版とは違うの?
A似ていますが、ちょっと違います。
出版とは『本をつくって世の中に出すこと』です。
世の中に出す方法は、ふつう・・・
(1)書店に流通させること
(2)すなわち販売すること
を想定しています。
このとき本を作る費用を出版社がもつか、制作者がもつかが、自費出版かそうでないかの分かれ目です。
当「自分史サポート」は、その出版のための前段階、「原稿制作」と印刷を前提とする「データ制作」を主に行ないます。
完成するデータは、現在の印刷状況に合わせて「PDF」(ピーディーエフ)と呼ばれるフォーマットを標準にしています。
「PDF」データは、どんなプリンターでも紙に印刷することができるデータです。したがって、印刷所の高性能印刷機にも対応しています。
ですから1部印刷でも、1万部印刷でも可能です。
また、PDFデータを作成する直前のデータもデジタルですから、ミスの修正も簡単にできます。
このデータから先、つまり、何部、どこで印刷し、本にしていくかは、いろんなケースが考えられると思います。
自分で必要な部数だけ印刷して、知人に配布したり、書店に直接おいてもらうことを考えることもできるでしょう。
データのまま出版社に持込むこともできます。
当「自分史サポート」は、こうした多様な目的のご相談にも応じます。
しかし、その流通形態の難しさや費用の大変さから、原稿づくりを躊躇してしまう例も少なくありません。
また、ここのあたりのからくりにはワナがあって、「流通させるから=本屋さんに並べるから」といいながら原稿を集め、編集、印刷代、流通経費を原稿の作者(=著者)に出させながら、流通はしないという出版業者が現れ、問題になったことがあります。
この被害にあった方は、今も紛争中です。(2008年秋現在)
「自分史サポート」は本を作りたい人をこうした被害から守りながら、
本づくりに特化して、本を作りたい人のお手伝いをする本づくり(=自分史づくり)のサポートサービス業です。
Q本の大きさはどう選ぶの?
A一般的にはサイズとの相性はあります。
本のサイズは判型と呼びます。内容にふさわしいサイズを選ぶことをお進めしますが、意図してその相性をくずしてみるのも面白いと思います。たとえば写真集・画集だから大きめのA4版ということではなく、小型のB6サイズにしてみるなど。自分がしっくりくるサイズを検討してください。
Q1部印刷もありとのことですが高くつきませんか?
Aそこは残念ですが割高にはなってしまいます。でも・・・
「でも手軽な印刷製本も選べます。
増刷するのはその1冊を見てから決める
という方法を提案します。」
自分史づくりは、なにかテーマを持ち、本にまとめるものですが、
「どのような目的で」
「何部印刷するか?」
は、著者、制作者によってさまざまです。
このとき、自分以外の人へ、どう手渡していくかによって、流通のかたちも変わります。
(1)配る
(2)売る
複数制作する場合、どちらの目的でも「読んでもらう」ことが前提です。
しかし、配るのか、売るのかによって想定する読者数が変わり印刷部数も変わる。これが難問としてでてきたときに自分史づくりをためらうのは、もったいない、ばかばかしいこと、と思います。ですから「1部からでも」と提案させていただいています。
Q複数つくりたくなったらどうすればいいの?
A元データはできていますから、すぐに増刷が可能です。
部数は、何部でも対応できます。例としては、
限られた人たちを読者と想定する場合:1冊〜10数冊
不特定多数に近い人を読者とする場合:100冊程度以上〜1000冊
より不特定多数を意識する場合:1000冊以上
その本に託す目的によって、資料や編集、文体の決め方、文字のサイズ等個々の作業に対する視点、バランスが異なることはいうまでもありません。ご相談ください。
流通方法が異なろうと、配布部数(販売想定部数)が変わろうと、「自分史づくり」の基本的な作業の流れや、考え方は変わりません。
そこで、1部でも、まず形にすること。これがとても大切だと考えています。