リベルテ・マンドリン・オーケストラ12月の定期公演は「四季」全曲演奏と2つの委嘱!


▲プロコフィエフ「ロミオとジュリエット」のハイライト(昨年のステージから)

 リベルテ・マンドリン・オーケストラの今年の定期演奏会プログラムが公開された。第10回を迎える今年予定しているのはヴィヴァルディ「四季」、壺井一歩「マンドリンの為のソネット 第6番」、権代敦彦「委嘱新曲」。実にチャレンジング、そして豪華なプログラムである。
 指揮は鷹羽弘晃。リベルテとの接点は2009年に「水上の月(マンドリン・ソロとマンドリン・オーケストラの為の)」を作曲したことに始まっており、2011年よりリベルテ・マンドリン・オーケストラを指揮している。

Antonio Vivaldi 1678.3/4 - 1741.7/28

Antonio Vivaldi
1678.3/4 – 1741.7/28

 ・ヴィヴァルディ:四季
ここ数年、ラヴェルやプロコフィエフなど近代の作品を多く演奏してきたリベルテとしては珍しい選曲とも思える。実際、今回の選曲に当たっては色々な選択肢を検討したようであるが、ここは原点回帰、敢えてリベルテの強みでもある10年かけて培ったアンサンブルで勝負する方向で決定したらしい。
 「四季」は第3回定期演奏会にて全曲演奏をし、彼らの初のCDにも収録している。当時は望月豪が一人二役の弾き振りで演奏しているが、今年は望月はソロに専念、2006年よりピアニストとしても望月をサポートし続けてきた鷹羽弘晃がアンサンブルの手綱をとる。彼らが7年の月日を経て、また鷹羽弘晃という強力な力を得て、どのような音を聴かせてくれるのか、今から楽しみである。

Ippo Tsuboi Born:1975 (From Ippo Tsuboi Official Site)

Ippo Tsuboi
Born:1975
(From Ippo Tsuboi Official Site)

・壺井一歩:マンドリンのためのソネット 第6番

 このタイトルは、望月豪と作曲家・壺井一歩の共同プロジェクト。「誰もが知っている歌を素材にした、新しいマンドリンのための作品」というコンセ プトの元に立ち上がり、既に第1番(マンドリン無伴奏)、第2番(マンドリン+ピアノ)、第5番(マンドリン・オーケストラ)が初演され出版されている(RaKuDa PUBLISHING)。(第3番はマンドリン+ギター、第4番はマンドリン五重奏であることが明かされているが、それ以外のことは公開されていない。)
 この第6番は作曲者自身のオペレッタ*からのメロディーがモチーフにされる予定。リベルテは5曲ある壺井一歩のマンドリン・オーケストラのための作品のうちの4曲を過去に演奏しており、第10回という節目にこの作曲家への委嘱というのは彼らにとってまさに自然なことだったことと思われる。
壺井氏のオペレッタ「天女の愛のものがたり」は日本ベトナム国交樹立40周年記念事業の一環として日本(京都)とベトナムにて初演される。

Atsuhiko Gondai Born: September 6th, 1965 (© Schott Music Co. Ltd., Tokyo)

Atsuhiko Gondai
Born: September 6th, 1965
(© Schott Music Co. Ltd., Tokyo)

・権代敦彦:委嘱新曲

 第10回の演奏会の締めくくりは権代敦彦の新作となる。権代氏は名実共に世界トップクラスの現代の作曲家。本作は氏初のマンドリン作品となるが、実際にリベルテの演奏会にも足を運んだ上での作曲だそうである。マンドリンの歴史に残る名曲が生み出されることを期待せずにはいられない。

 なお、今回リベルテを紹介するにあたり、昨年の定期公演で演奏されたプロコフィエフ「ロミオとジュリエット」のハイライトを掲載する。奏者個々のレベルの高まりと同時に、楽団の持つ音色の多彩さ、鷹羽弘晃とリベルテの織りなす音楽的センスが伺える好材料だと思う。

■リベルテ・マンドリン・オーケストラ第10回定期演奏会
2013年12月8日(日)14:00開演 第一生命ホール

【関連リンク】
「ヴィヴァルディ・四季」http://www.liberte-mandolin.com/#Cd
壺井一歩オフィシャルサイト http://ippotsuboi.kumogakure.com/
権代敦彦 ショット・ミュージックのページから http://www.schottjapan.com/composer/gondai/bio.html

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