大阪国際マンドリン・コンクール、マンドリン独奏部門ファイナル進出は4人!

審査員は8名で。

  第7回大阪国際マンドリン・フェスティバル&コンクールが、8日開幕した。日程は2日間。両日とも会場は大阪・ザ・フェニックスホール。
  今回は、A部門【マンドリン独奏】、B部門【マンドラ・マンドロンチェロ・マンドリュート独奏】のふたつの部門で行われ、初日はA部門【マンドリン独奏】のセミファイナルが中心。

  審査員は予定されていた7人に、ロシアからドムラ、マンドリン奏者のヴァチェスラフ・クルグロフ氏が加わり8名に。(両部門・予備審査およびセミファイナル・ファイナル共通)
 

翌10/9予定のコンクールB部門演奏順の抽選もこの日行われた

久保田 孝 (審査委員長・指揮者・作曲家)
粂井 謙三 (マンドリニスト)
小林 由直 (作曲家)
吉田 剛士 (マンドリニスト)
カルロ・アオンツォ(イタリア マンドリニスト)
ウーゴ・オルランディ(イタリア マンドリニスト)
リカルド・サンドバル(ベネズエラ 民族楽器演奏家 在スペイン)
ヴァチェスラフ・クルグロフ(ドムラ、マンドリン奏者)

 結果、ファイナルは次の四人。
(通過順)
アレクサンドラ・スクロジニコワ
青山涼
ラダ・クリヴェンコ
岡本憲太

【関連記事さらに・・・】

Subscribe to Comments RSS Feed in this post

2 Responses

  1. 青山   涼
     課題曲。フレーズの掴み方が上手い。音の形がイメージとしてどんどん飛んでくる。読譜力であったり、弾きこなした上で描かれるダイナミクスやそれを裏付けるテクニックあってのことだと思う。ピッキングの正確さも目立つ。レオナルディ、ムニエルの自由曲は、それが際立って聞こえる。早いパッセージの一音一音が曖昧でない。左右のシンクロはフレット楽器ではいちばん難しい課題の一つで、訓練でどうにかなるには限界があるのではないか?   しかしそれをクリアしている。

    岡本憲太
     課題曲は、最初はかたい?と思わせた。緊張のせいか?  大きな振幅やダイナミクスを抑え気味でニュートラルな印象。10数小節過ぎたあたり?から自分の音が鳴り出した。直前の青山涼とは異なる世界が出現している。この作品は、奏者の個性をかなり明確に出しやすい作品なのかも。
    ショスタコーヴィッチバイオリン協奏曲第1番 カデンツァ、バーレスク。
    これまた、静と高速が交差する、難曲。自身も弾き切った!という表情を浮かべた。

    児嶋絢子
     課題曲、最初から自分のものにしている。楽譜を見ながらの演奏は彼女だけ。たぶんそれはハンディにはなっていないと思う。暗譜での演奏は条件ではないはずだから。丁寧に弾いていたようにも見えるし聞こえた。が、暗譜することで奏者の中に作られる世界があるだろうし、まして、これはソロであるから、不利というより、加えられる魅力を、あえて加えずに勝負したということになったかもしれない。
     カラーチェ協奏曲第1番より3楽章とカウフマンのMitoka Dragomirna。
    これまた音楽の作り方を知っている人の演奏と聴いた。ピアノとのバランスの上で、どの楽器を選ぶかもその人の音楽性。このバランス感覚は一番に聞こえた。その意味でも、この人の音楽は、すでに完成し、聴かせる魅力にあふれている。そのテイストは、既にコンクールの世界とは異質だったかも。が、サロンやカフェで、もっと聴きたい楽しみたい。そんなことをいちばん思わせた演奏はこの人のステージだった。

  2. アレクサンドラ・スクラジニコワ
     1番手。自由曲は、カラーチェの協奏曲1番から第1楽章。ロシアから参戦したこの人は、冒頭から音が丸く、ピッキングがよいのか、どの音もきれい揃う。演奏の表情は全身を使って表現し、激しい動きではブロンドの髪がふわりとなびく。課題曲もその丸くしかし芯のある音でまとめた。フレージングも的確であったように思えた。
      
    ラダ・クリヴェンコ
     続いて同じくロシアから。自由曲はレオーネのアリアと変奏。
    同じロシア人とはいえ、アレクサンドラとは、全く異なる印象の演奏。曲が異なるから当たり前だが、音も異なる。これはおもしろい!リュート、古楽器の世界に通じる響きに聴こえる。指先を伸ばし気味のピッキングフォームがリュートの奏法を思わせる。
    古楽的な雰囲気の自由曲を先に演奏し、聴きての耳になじんだところで、モダンなトーンが、似合う課題曲へ。楽器交換はなし。
      ロシアの二人は、もともとドムラからスタートした演奏家だという。ピックを使う演奏だが、ドムラを弾く耳はマンドリン族(属ではない)とは、少し異なるようだ。

    牛尾絵里香
       課題曲の第一音から音がクリアー。ロシアの二人が個性的なトーンであったのに比べ、ベールを剥いだようなクリアさ。余計なフィルターなし、という音は、現代作品に有利なのではないか?と思わせる。
       自由曲は、楽器を持ち替え、カラーチェの世界を描いた。協奏曲第2番より1楽章。あくまで素直に聴こえる。クリアなトーンは表現上陰影に欠けるという印象になったかもしれない。

    本田和也。
    課題曲を、一番静かに始めたように思う。テンポも少し遅め?  展開に期待を持ったものの、緊張が少し持続しにくかったのか、無難にまとめたという印象。 自由曲は桑原康雄じょんがら。課題曲同様起伏に欠けたきらいがあったように感じた。あとで、聞くと仕事で当日朝北海道から駆けつけた、と。十分なコンディションで迎えられなかったのは、残念だ。

    続く

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*
*

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)