その夜、ムニエルの精神が京都のステージに宿った!

 

1部は三重奏、2部は四重奏

  10月7日(金)「マンドリンの父、カルロ・ムニエル歿後100年に捧ぐ」をテーマに「ウーゴ・オルランディ&石村隆行マンドリンコンサート」がウィングス京都・イベントホールでおこなわれた。
 京都のど真ん中で行われたこのコンサート、プログラムは当然ムニエルずくし。現在ムニエルの手紙や資料を核とする本を制作中で、ムニエル研究の真っ只中にあるオルランディ氏ならではの選曲であったと言えるだろう。
   シンフォニックなスケールを4台のマンドリンで実現する代表作「プレクトラム四重奏曲二長調」、ピアノとマンドリン2台による愛娘エレーナ(愛称:ネリー)に捧げられた作品など、現在のマンドリン演奏会では取り上げられる機会が決して多いとは言えない作品だが、その作品を取り上げた、ということにとどまらず、演奏解釈、ムニエルに対する眼差しは、マンドリン音楽のあり様を一から問い直すような、演奏会であった。      
    音楽が激変したわけではない。ムニエルの精神が宿った音楽といえばよいのだろうか。音域、フレットから来るいわば制限を、楽器としての個性として愛し、その個性を最大限生かそうとしたムニエルの音楽に対する姿勢が、このコンサートから響き始めたのかもしれない。
   
<プログラム>
六つの協奏的二重奏曲より「ネリー」、ガヴォット作品171
同「幻想的セレナータ」作品174
独奏的三重奏曲イ長調 作品156
宝玉の舞曲 作品229
プレクトラム四重奏曲二長調 作品128

<出演>
ウーゴ・オルランディ(マンドリン)
石村隆行(マンドリン)
平田昭浩(ピアノ)
福田敦子(マンドラ)
根岸広輝(マンドロンチェロ)

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