望月 豪に聞く2011年からの10年(3)

ーーそうやって曲を委嘱するというのは、やはり最初にお話された「10年後にこうなっていたい」、という思いがあってのことなんでしょうか。

望月:そうだと思います。もともと僕は近代、現代の音楽が好きですが、それはさておき、マンドリン音楽の歴史をみたときに、ソロではカラーチェ、ムニエルとか、オーケストラではアマディだとか優れた作曲家はいますけど、正直言ってピカイチに、これはいいという曲があまりないというのが僕の正直な感想です。そういう発言はこれまでも色々としてきて、そういうとイタリア・マンドリン・オリジナル曲好きな方々には良く思われていないんですけど、僕としてはそう思っています。

ーークラシック音楽史から見た歴史評価そのままといえなくもないですね。それは事実ですから仕方が無いところですよ。再評価されるべき作品が埋もれている可能性はあるはずですが。
望月:そうでしょうね。もちろん、今ある曲でも素敵な曲はあるんですけどね、数は少ないし、芸術的に完成されたような曲というのにはなかなか出会えないですよね。優れた作曲家がマンドリンの曲をあまり書いていないので。だからクラシック音楽の世界でマンドリンを広めようとして、仮に100%の演奏をしたとしても、限界があると思うんです。
ーーということは?
望月:自分の中では「これから書いてもらう」しか無いと思っています。たまにカラーチェやムニエルを弾いたりしますし、音楽として好きですけど、基本的には自分の思いとしては現代。現代の曲を演奏していきたいですね。

ーーさて2011年から先の計画は?

望月:どうしましょうかね(笑)。仕事も忙しくなってきてますし、子供も産まれるので、家庭とのバランスも取らないといけないですからね。正直、どうやってこれら全てのことをやりくりするか、考え中です。でも、出来ればこれまでの歩みを止めることなくやっていきたいですね。委嘱の活動も続けたいですし。委嘱した曲は基本的には一回で終わらせるのではなく再演もしていこうと思っています。せっかく産まれた曲も一回のコンサートで終わってしまうのでは、あまりに寂しいですし、マンドリン曲としてのレパートリーにも成り得ませんしね。具体的なコンサート情報はまたご案内させていただきますが、いくつかは決まってきています。数多く出来ない分、なるべく中身の濃い演奏会がやりたいですね。

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