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マンドリンインタビュー

アヴィ・アヴィタルに聞く AVI AVITAL -5-アーティストとしてたいせつなこと

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――日本にも優れた先生はたくさんいますが、独学に近い形で学生時代からマンドリンを演奏している人も、また大勢います。何かアドバイスをいただけませんか?

A:つねに自分の声に耳を傾けること。マンドリンに自分の音を見いだすことに心がけてください。どんな弦やピックを使うかも大切だけど、音楽とは人の心を豊かにするものです。それを提供することを常に念頭に置いて演奏することが大事だと思います。


――アマチュアプレーヤーは演奏する時につい力が入りすぎてしまいます。脱力方法やリラックス方法を教えてください。
A:私も力が入ることに問題を抱えていました。そもそも楽器を演奏するというのは体には不自然なことです。
力が入りすぎるのは良くないと言っても、緊張感のある曲は緊張感を持って演奏します。何でもかんでも脱力が必要なのではなく、大切なのは、どういう状態にあるのか、自分の体の状況をつねに意識することです。そのために、私にはアレキサンダーテクニックが役立っています。人によってはそれがヨガかもしれないし。。。なんでもいいのです。自分に合った方法があると思います。
――コンサートやツアーがうまくいくには何が必要ですか? いろいろあると思います。演奏はもちろんですが、語学、パフォーマンス、マネージメント、ルックス。。。そう、あなたは笑顔がとても素敵です。
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▲共演した望月豪と


A:(笑)ありがとう。
今あげたことはどれも必要だと思いますが、アーティストとして大事なのは、アーティストの役割をきちんと理解することです。私自身エンターテインメントもポップスも好きですが、エンターテインメントとして楽しませることだけでなく、プラスして精神的に豊かなものを体験していただくこと、それが大事だと考えています。
ルックルについては、家にいるときはジムやプールに行っていますが、ツアーに出てしまうと難しい。加えて食べ物が珍しくてついたくさん食べてしまいます。なんとかスタイルをキープしていけたら良いのですが(笑)。
●屈託のない笑顔のアヴィがその夜聴かせてくれたのは、マンドリン・ソロの醍醐味と、望月 豪との共演で聴かせたわくわくする躍動。彼の楽器からわき起こる音色の冴えも、また、マンドリンの次代を感じさせた。
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