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ギターニュース

The DUO(ザ・デュオ)の新作、6/22よりi-Tunesから配信。

 既報(5/12配信)のThe DUOによる新作「カフェスタンダードII」はiTune仕様のアルバム。レコーディング後の最終ミックスを経て完パケができあがった。現在は6/22の配信開始に向け着々準備が進められている。
 The DUOは、鬼怒無月(きど・なつき)と鈴木大介(すずき・だいすけ)という、枠に収まらない2人のギタリストが2007年に結成した越境型ギター・ユニット。鬼怒は前衛からPOPまで幅広く、深く活動。最近はプログレ・タンゴ・グループ、サルガボを率いて国際的な活躍もめざましい、ジャンルを破壊するギタリストでもある。ちなみにこのサルガボ。ピアソラ・バンドのアグレッシブさ、プログレッシブさとは、こういうことではないか? こぎれいにまとまってしまうギター・ソロのピアソラとは雲泥の差! そんなことを確信させるスリルに満ちた演奏を繰り広げる。あの興奮は、最盛期のエレクトリック・マイルス・バンドにも通じる・・・そんな感想を抱く。
 鈴木大介はクラシック音楽界に本籍をおきながらも現代音楽へのアプローチ、独自の武満徹作品への解釈で高い評価を得ている。また、ソロ代表作品としての「キネマ楽園」シリーズも好評。映画音楽という肌触りがとても似合う一方、正確無比のテクニックと鋭い感性。クラシックはもとより、ジャズ畑の人たちも放っておかず、多方面から共演の誘いが多い。ざっくばらんでどん欲な彼の音楽細胞は、その共演を通じてまた増殖する。
 こんな2人のユニットなので、取り上げる作品も幅広い。デビュー・アルバム”The DUO”ではスタンダードやラテン、ロックチューンを。2008年の”Cinema Voyage”では映画音楽をモチーフにして、最新作2010年の”Seasons”ではJAZZスタンダードをメインにクラシック曲、唱歌までカヴァーしている。i-tunesのための独自企画”Cafe Standard”は、好評のロング・セラー・レパートリーだが、今作により、ユニットとしての絡み合いがますます成熟してきており、レパートリーの充実度が跳ね上がりそうだ。

 配信は6月22日より。

【「カフェスタンダードII」収録曲】
1.Take Five(Paul Desmond)
2.雨に濡れても(Burt Bacharach)
3ヒア・カムズ・ザ・サン(George Harrison)
4.やさしく歌って(Norman Gimbel/Charles Fox)
5.おいしい水(Antonio Carlos Jobim)
6.バードランドの子守唄(George Shearring)
7.黄昏のビギン(中村八大)
8.アローン・アゲイン (Gilbert O’sullivan)
9.If(David Gates)
10.ロロ(Egberto Gismonti) 
11.ハウ・インセンシティヴ(Antonio Carlos Jobim)
12.Nowhere mind(鈴木大介)
13.Blessed(鬼怒無月)
14.カンタロープ・アイランド(Herbie Hancock)
15.ホマリア(Renato Teixeira)
【iTunes】
アルバム¥900 /1曲¥200
ワーナー・ミュージック・ジャパン

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