クラシック・ギター界の先駆者の熱き想い
彩の国さいたま芸術劇場シリーズ企画
彩の国さいたま芸術劇場で2014年から開始したシリーズ企画「次代へ伝えたい名曲」。2015年度は福田進一(ギター)、今井信子(ヴィオラ)、小山実稚恵(ピアノ)を迎えて行われる。
今回は第4回。国内外のクラシック・ギター界のパイオニアとして、レパートリーを発掘・普及させてきた福田進一が、ギターの「大作」を軸にしたプログラムを携えて登場する。特に、マネンの《幻想ソナタ》は、名手マヌエル・バルエコ(1952-)の録音以来、ほとんど忘れられてきた魅力的な作品だけに、福田の想いもひとしおで、自編曲のバッハ〈シャコンヌ〉から20世紀の重要なギター作品まで、福田自身が厳選したギター音楽の王道ともいえる名曲の数々で構成された聴きごたえのあるプログラムが聴ける。彩の国さいたま芸術劇場公演ならではの企画だ。
また、604席の彩の国さいたま芸術劇場音楽ホールは、弦の響きがひときわ温かく美しく広がる空間。ギターを演奏する方にはもちろんのこと、弦楽器の響きを愛する人にとっても聴き逃せない公演になりそうだ。
彩の国さいたま芸術劇場シリーズ企画 「次代へ伝えたい名曲」
日時= 2015年9月12日(土) 開演14:00
会場= 彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール
曲目=
ソル:モーツァルトの《魔笛》による序奏と変奏曲
J. S. バッハ(福田進一編曲):シャコンヌ ニ短調 BWV 1004/5
ウォルトン:5つのバガテル
タレガ:アルハンブラの思い出、アラビア風奇想曲
ブリテン:ノクターナル
マネン:幻想ソナタ
チケット(全席指定)=正面席4,000円 バルコニー席3,000円(U-25: 1,500円)
問合せ= 財団チケットセンター 0570-064-939