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インタビュー ニュース

デュオ・アルスターDuo Alster 9/13東京公演直前インタビュー!

デュオ・アルスターがCD発売記念コンサートを行う(2014年9月13日(土)東京・ルーテル市ヶ谷センター19:00開場 19:30開演)。デュオ・アルスターは槐 智明(さいかちともあき・ギター)と児嶋絢子(こじまあやこ・マンドリン)のデュオ。今回のコンサートは二人の師でもあるギターの原 善伸氏との共演コンサートだ。二人ともドイツの音楽大学で学んだ。帰国前後にデュオを結成。既に2年あまり、国内でも演奏活動を続けてきている。デビューCDとなるこの1枚は、デュオ・アルスターの正式な挨拶状となる。デュオの音楽について二人に聞いた。

大好きな響きによるデュオ

10649649_626412174138275_7229563419132351523_n——デュオ・アルスターの「アルスター」は地名ですね?

児嶋:そうです。ドイツ・ハンブルクにある唯一の観光名所「アルスター湖」のことです。私も槐君もハンブルク音大出身で、せっかくハンブルクで知り合ったんだから!という想いからデュオ・アルスターDuo Alsterという名前を付けました。

——いつ頃からどのような経緯でデユオを組むことになったのですか?

児嶋:もともと私は他のドイツ人のギタリストと一緒に組んでいて、彼のクラスの発表会に一緒に出たときに槐君と出会いました。その前に日本人のギタリストがいることは耳にしていたので、発表会の時に、きっと彼だ!と思いました。なぜならマンドリンもギターも日本人どころかアジア人は他に1人もいなかったのです。
 そこで演奏を初めて聴いて、その後もクラスの出し物で一緒になったり、槐君の卒業コンサートにも足を運んだりしてお互いの演奏を聴く機会がありました。2010年です。

 2011年震災のあった年に槐君は卒業し帰国するということでしたので、帰国前に、せっかくだから遊びでなんかやってみようか。という話になり軽く合わせをしたのが一緒に演奏した最初です。

 そこで、意気投合し、日本でコンサートをするときに私が何度か共演をお願いしました。2013年に帰国してからはちゃんとDuoとして活動していこうという話し合いをし、結果今に至ります。お互いドイツのハンブルク音大を選んでいる時点で、好きな音楽の方向や時代は似ていたのだと思います。ですからやりたい音楽はほとんど同じ方向を向いています。ラッキーな出会いだったなぁと改めて思います。

——ドイツで音楽の時間を過ごしてきた目から見て日本のギター、マンドリンの音楽界についてなにか改めて気がついたこと感じたことはありますか? あるいはマンドリン音楽の演奏スタイルについて。ソロでやっていくという選択肢もありますよね?

児嶋:私はそもそもクラシック・ギターが大好きで、ハンブルク音大時代も副科はギターを専攻していました。私の先生シュテフェン・トレッケル氏もミヒャエル・トレスター氏とのデュオを組んでいますし、他にもマンドリンとギターデュオはたくさんではありませんが存在します。私にとっては身近な存在です。ドイツで学びたかったことの大きな1つです。

 デュオと言っても他にももちろん色々なチョイスはあると思います。例えばピアノとマンドリン、フルートとギターなどなど。ですが、単純に私がこの響きが大好きなのです。

 ただシンプルに自分の好きな音楽がマンドリンとギターのデュオやトリオだった。という感じです。バロック・マンドリンとバロック・ギターにもとても興味がありますし、それは槐くんも同じなので、そんなことも今後視野にいれて活動していけたらという話をしているところです。

(つづく)

Duo Alster(児嶋絢子・槐智明)+原善伸
1st CD発売記念コンサート

2014年9月13日(土) 開場19:00 開演19:30
ルーテル市ヶ谷センター 音楽ホール(東京都新宿区市谷砂土原町1-1)

入場料:前売一般¥2,500 学生¥1,500
当日一般¥3,000 学生¥2,000