「サルヴァトーレ ファルボ と マンドリン音楽」刊行

 マンドリンに関連する音楽図書が刊行された。標題の本は、研究家・岡村光玉氏によるもの。
 氏は、同志社大学マンドリンクラブ出身。マンドリン音楽への熱が高じて卒業後イタリアへ留学。フィレンツェ滞在中の1976年12月に、ファルボについて研究,探索した内容をまとめ、1978年にイタリアで出版した。日本語原稿の写しは、中野二郎先生にも贈られ、「よくご利用になられた」とのこと。その同じ原稿をもとに、制作されたのがこの本。

 ファルボの生い立ちから突然の死まで、さまざまな活躍の軌跡や、マンドリン音楽に対する姿勢を解き明かすばかりでなく、ファルボ時代のイタリアと日本の斯界についても多く触れられている。マンドリン音楽の普及と発展に貢献したアレッサンドロ・ビッツァリ主宰の「イル・プレットロ誌」に関する活動状況や、その一部邦訳、オルケストラ・シンフォニカ・タケヰ主宰の「マンドリン・ギター研究」など、今や目にすることができない貴重な記事も多々紹介されている。
 制作/発行者である中原 誠氏によるこの本の紹介ホームページがあるので、詳しくはそちらで。
 「ファルボ時代の日伊マンドリン音楽の歴史探訪書」ともいうべき内容で、「マンドリン音楽の愛好家の方々や、マンドリン音楽を志す音楽家の方々に、ぜひお薦めしたいマンドリン音楽の貴重な歴史書の一つ」となりそうだ。

「サルヴァトーレ ファルボ と マンドリン音楽」
岡村光玉著
発行者:中原 誠
ペーパーバッグ、A5判、140ページ
定価:本体1,400円+税
発売中
内容サンプルはここをクリック(数ページの立ち読みができます)

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One Response

  1. 「歌に生き、夢に生き」「サルヴァトーレファrボとマンドリン音楽」注文します。
    岡村紅玉先生にお会いしてみたいです。
    自分自身も、2人の子供と30人の生徒を日本に置いて、単身、ドイツに留学した経験があるので、いろんなお話が出来そうです。
    左手が動かなくなって、イタリアにひとり旅したことや、奇跡的に回復した今、演奏でき、すべてに感謝だということなど。

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